D-Link DIR-652 User Manual Page 11

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本製品のご利用にあた
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業界標準に基づく弊社の無線 LAN 製品は、ご家庭や職場または公共の施設において、使いやすく互換性の高い高速の無線接続を提供します。こ
らを使用して時間や場所に関わらず必要なデータにアクセスすることができます。
WLAN は家庭やオフィス環境のみならず、空港やコーヒーショップ、または大学など公共の施設においても幅広く利用されるようになってきました。
この WLAN 技術を用いることにより、仕事やコミュニケーションがさらに効率的に行えるようになってきています。無線技術により可動性が増し、
配線や固定のインフラが減少したことでユーザに大きなメリットが生まれました。
ノート型やデスクトップ型 PC に使用する無線アダプタはイーサネットのアダプタカードと同じプロトコルをサポートしており、無線ユーザは有線
ネットワークと同じアプリケーションを利用できるようになりました。
WLAN 技術を利用するさまざまな理由
可動性
WLAN の動作範囲内のどこからでもデータにアクセス可能であり、 生産性を向上します。また、リアルタイムな情報に基づく管理により作業効
率が向上します。
低い実現コスト
WLAN は設置、 管理、 変更、 移転のすべてが簡単です。このような WLAN の扱いやすさはネットワークの変更が頻繁に要求される環境に適して
います。WLAN は有線ネットワークでは困難であった場所へのネットワーク導入を可能にします。
簡単な設置と拡張
煩わしい複雑なケーブル配線作業、 特に壁や天井へのケーブル敷設の必要がないため、 手早く簡単にシステムの設置を行うことができます。無
線技術は、ネットワークを家庭やオフィスを超えて拡張することで、 さらなる多用途性を提供します。
低コストのソリューション
無線 LAN デバイスは、従来のイーサネット用機器とほぼ同等の価格設定となっています。本製品は設定可能な 4 つのモードで多機能性を提供し、
コスト削減を行います。
柔軟性
配置する無線 LAN デバイスの数によって、ピアツーピアのネットワークが適している小さなユーザグループから、100 ~ 1000 人のユーザを収
容する大規模なインフラネットワークまで、自由自在に構築することができます。
世界基準対応の技術
DIR-652 は、 IEEE 802.11n、 IEEE 802.11b、 IEEE 802.11g に準拠しています。
IEEE 802.11n 規格は、従来の IEEE 802.11b および IEEE 802.11g の機能を拡張した規格です。無線通信速度は、最大 300Mbps までと高速化され、2.4GHz
帯および 5GHz 帯の周波数を利用し、「OFDM」技術をサポートしています。(DIR-652 は、2.4GHz 帯のみサポートしています。
これにより、多くの環境化において、無線サービスエリア内でネットワークによる大容量の送受信や遅延の少ない MPEG 形式の映像の視聴などが可
能になります。OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing) という技術により、この大容量のデジタルデータの高速伝送を無線で行うこと
ができます。OFDM では、無線信号を小さいサブ信号に分割し、それらを同時に異なる周波数で送信します。OFDM により、信号伝送時のクロストー
ク(干渉)の発生を抑えることが可能です。
本製品は自動的に最適な通信速度を検出し、高速で広範囲の通信エリアを確保します。
本製品は、 「WPA」 を含む現在最も先進的なネットワークセキュリティ機能を提供します。
WPA/WPA2 には企業向けの「Enterprise」とホームユーザ向けの「Personal」の 2 種類があります。「WPA-Personal」と「WPA2-Personal」はユーザ
認証に必要なサーバ機器を持たないホームユーザを対象としています。その認証方法は、無線ルータやアクセスポイントに「Pre-Shared Key( 事前共
有鍵 )」の定義を行うという点で WEP と似ています。クライアントとアクセスポイントの両方において、事前共有鍵が確認され条件が満たされた時
にアクセスが認められます。暗号化には、パケット単位の動的なハッシングを行う「TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)」と呼ばれる方式を採用
しています。また、インテグリティチェック機能により無線通信時のデータの改ざんを防止します。
「WPA-Enterprise」と「WPA2-Enterprise」は既にセキュリティ用にインフラが整備されている企業を対象としています。ネットワーク内のサーバを
中心にネットワーク管理とセキュリティの実施を行うような環境を想定しています。
ネットワーク管理者は、RADIUS サーバ上で 802.1X を使用し、無線 LAN へのアクセスを許可するユーザのリストを定義します。「WPA-Enterprise」
または「WPA2-Enterprise」を実装した無線 LAN にアクセスする場合、ユーザはユーザ名とパスワードの入力を要求されます。ユーザがネットワー
ク管理者によってアクセスを許可されており、正しいユーザ名とパスワードを入力すると、ネットワークへのアクセスが可能になります。例えば、
ある社員が会社を辞めるというような場合、ネットワーク管理者がアクセス許可者のリストからその社員のデータを削除すれば、ネットワークを危
険にさらすことは避けることができます。
EAP(Extensible Authentication Protocol) は Windows XP に実装されています。802.1X の機能を使用する際には、ネットワークにおけるすべてのデバ
イスの EAP タイプを同一にする必要があります。
最大の無線信号速度は IEEE 802.11仕様書を参考にしています。実際のデータスループットは異なります。ネットワーク条件と環境には、ネッ
トワークトラフィック量、建築材料や工事、ネットワークオーバヘッドが含まれ、実際のデータスループット速度は低くなります。環境条
件は無線信号範囲に悪影響を与えます。
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